■ゲーム・薄桜鬼黎明録
土方ルートという名の山崎ルート(笑)芹沢ルートはこのルートを攻略しないと選択肢が出ない仕様なんで、メインヒーローだが早めに攻略かけることにしました。
で、土方ルートはというと、原田ルートと予想通り毛色の違う感じ。寧ろ、土方ルートの名を語った山崎ルートかと。
途中で土方が監察を作るときに、一方的に監視されるのが嫌だったのか、主人公の井吹を監察にいれろと言ってきた芹沢。隊士でもないし嫌な顔をするかと思ったが、土方は龍之介を信頼してるのかあっさり了解。龍之介にしてみりゃたまったもんじゃないが、まぁ、前川低(芹沢本拠地)にいても鉄扇でぶっ叩かれるか、雑用なんでシブチンで了解する。
監察は現状山崎・島田・井吹という超少数精鋭で涙目。しかも、島田さんはともかく、山崎からは非常に冷たい視線を浴びせられる主人公。ヒドス。でも、大坂の医者の息子だけど、武士になりたくて浪士組に応募してきた山崎から見れば、龍之介というのは非常に中途半端な存在な訳だ。芹沢の小姓みたいなもんだが、浪士組の隊士でもない。しかもどっちかというと態度も口も悪い(笑)生真面目な山崎がつんけんする気持ちも分からないでもない。しかし、この入隊したての山崎はたまらなくいい。本編では感情の起伏が余り無い感じなんだが、このころは龍之介とぶつかったりして非常に初々しいなおい!とニヤニヤが止まらないわけだ。
土方は土方で、芹沢のやり方は認められないってんで己で金策の方法とか必死こいてやってる状況。理想を語っても金は降ってこない、芹沢におんぶにだっこ状態を苦々しく思い、あがく姿が見れます。そして芹沢はどSと(笑)
悪名は無名に勝る。
芹沢はそういう訳だ。浪士組なんて誰も知らない京の街で、芹沢の悪名は皮肉にも浪士組の名を上げる。まぁ、このへんは芹沢編を見ればいいと思う。
そんでもって、つんつん山崎。挙句の果てに殴り合いして龍之介と和解というなんかぶっ飛んだ方向に言って吃驚した。でも、土方ルートは山崎スチルざくざくで非常に嬉しいお!徹夜続きで疲れて船こいでる山崎に「俺が代わりに仕事してやる」って言ってくれる龍之介も少し成長したんだと思う。まぁ、龍之介自体外見が派手で監察に向いてないといえば向いてないから、大したことはできないけど等と言ってるが、ゲーム開始時期に比べれば随分いい子になってる。
そんな中、今まで芹沢の犬として飼われてた龍之介だけど、突然解雇を言い渡される。解雇というか、どこにでも行け!みたいな感じで芹沢に追い出されるんだな。このころは既に芹沢は孤立してて、龍之介も気にはなっていたが、仕方なく前川低を出て、山崎と土方に相談に行く。監察の仕事を請け負ってるのもあるし、羅刹の秘密を知っているというのもある訳だ。うまいこと浪士組を出れても、会津藩や幕府に狙われる恐れもある。行くとこもない。
山崎は隊士になるのを勧めるが、土方はとりあえず考える時間をくれた次第。龍之介自体は武士を嫌ってるのもきっと知ってたんだろうね。
そうこうしてるうちに訪れる芹沢暗殺。
巻き込まれないように山崎の手配で引き離されるんだが、龍之介は龍之介で芹沢に恩を感じていたのか暗殺現場に行く。
そこで見たのは、薬を飲んで羅刹になる芹沢。つーか、羅刹芹沢の格好良さがハンパないwwwwwwwwwwww愛人のお梅を手にかけ、土方・沖田・山南・原田と戦う芹沢かっけー!何度か龍之介の声に手を止めたりする姿が切ねぇ。
そんな中芹沢に喉を裂かれて龍之介はダウンする。そして芹沢に止めを刺す土方。ここのシーンは芹沢ルートを見るとしっかり咬み合うようにできてるんで非常に良かった。
龍之介の処分をどうするか幹部内でも割れたんだが、山崎が龍之介はもうしゃべれないから秘密が漏れる心配はないと嘆願して助かったぽ。しょぼい家で傷を直し、マメに通ってくる山崎から新選組の様子を聞く龍之介。そんな時、松本先生を連れて山崎が来てくれる。結局松本先生でも龍之介の声は直せなかったんだが、松本先生の好意で助手として雇ってもらえることになった。
そして、江戸へ向かう船の中。
新選組の知り合いを避けて手伝いをしてた龍之介の元に松本先生が来て、いよいよ山崎がヤバい、って教えてもらう。龍之介は行きたくないと言うが、山崎が最後に龍之介に会いたいと言ったらしく、龍之介は会いに行くことに。
スチル付きとか聞いてない……(鼻水)
最後を看取ったのは個人的に千鶴のほうがいいんだが、龍之介もありだなこれ……。新選組の行く末を見てくれと言われ、号泣の龍之介。拙者も鼻水止まらなかった。
江戸以降は、松本先生が新選組専属じゃなくなったんで細々と仕事をするが、近藤さんが斬首になるという話を聞いて、居ても立ってもいられず処刑場に行く龍之介。
沢山の見物人の中、龍之介を見つけた近藤さんが微笑む姿に涙腺崩壊。そして「……もう疲れたよ」と。
なんつーか、近藤さんの斬首は新選組の面々は誰も見てなかった設定に本編はなってる中、龍之介がただ一人見送る姿は本気で泣けた。スチルつき。なにこれ。本編では後期の近藤さんは見るのも辛い状態だったんだが、龍之介が見送った近藤さんは、龍之介の知っている、優しくて、お節介で、憎めない近藤さんの姿だったのがまた悲しかった。
その後山崎の遺言通り新選組を見届けるために蝦夷に渡り、隊士として働くことにした龍之介。島田や土方がいるので、ひっそり目立たないようにしてたみたいだが、兵士に酒を振舞う土方や千鶴を見て、鬼の副長ではなく、近藤さんを重ねる龍之介。たまらん。
結局土方に見つかり、龍之介は土方の写真と髪を持たされ土方の故郷へ返される訳だ。
このルートはきつい。精神的にきついわ。いい話なんだけど。
あとな、原田の時は思わなかったんだが、龍之介が土方を死んだものだと思ってる後に、土方と千鶴のイチャイチャ見るのが地味にきつかった……。なんだろう、その後の幸せそうな姿を見るのは嬉しんだけど、こう、余韻が勿体無いというか。まぁ、土方と千鶴のスチルは良かったけどな!文句なしに!
さて、土方ルート完了したんで芹沢ルートへ。これは最初からはじめなきゃなんないんで序章からやるんだが、確かに選択肢が増えてる。うん。
芹沢ルートは土方ルートの補完って感じの作り。まぁ、龍之介は監察に入らないんだが、共通エピソードに関しては、芹沢の考えを龍之介が傍で聴いてるかんじ。まぁ、芹沢自体はあんま心情も考えもしゃべらないんが、ボソリと喋る姿がなんかいい。
芹沢は病に侵されてる。
その為に痛みを和らげる為に酒を飲み続け、内蔵も体もボロボロ。けど、その病は自分が一番最初で最後に惚れた女と同じ病で、その病で死ぬことをずっと望んでいた芹沢。
……アレだよな、マッド系と思いきやロマンチストって薄桜鬼好きだよな。不知火とか不知火とか不知火とか(笑)
途中で病のせいで龍之介のことを忘れてしまうシーンとか切ない。
悪名を上げて、金の調達も隊士募集も芹沢の手腕によるものだが、それに反発し、違う方法をと必死にあがく土方・山南・近藤。
「土方――――貴様は鬼になれ」
泥を被るのを恐れるな。覚悟を決めろと言う芹沢は格好イイ。いずれ自分も暗殺されるのを承知で、ギリギリまで土方達を引き上げ続けた芹沢。もういいだろう!と言う龍之介。
暗殺現場に居合わせないように斉藤に一服盛られた龍之介は雨の中八木邸に行く。既にお梅さんは事切れており、羅刹の芹沢。
龍之介は芹沢を守ることを選んだ。何の値打ちもない自分より、芹沢が生き残るべきだと。けれど芹沢は土方に打たれることを選び、肩を負傷した龍之介を庭に投げ飛ばし助ける。
「――――それでいい」
土方に撃たれた芹沢の残した言葉。
その後利き腕が動かなかくなった龍之介は京を転々とするが、平間さんの手引きで芹沢の故郷へ。そこで野良仕事をしながら平間と暮らすが、ある日夢を見た。
利き腕が駄目でも、足があるなら追いかけろ。目があるなら見届けろ。新選組をと。そして、最後に「龍之介」と初めて名前を呼ばれる。井吹でも犬でもなく。
隊士として紛れ込んだが、結局斉藤に見つかってまた転々とするが、そこで風間に会う。風間とは一度だけ芹沢と座敷に行ったとき、ちらりとあっただけであったが、龍之介は良く覚えていたようだ。風間は全力で忘れてたけどなwwww
千鶴を抱えて新選組を追っている途中だった風間は、同じように新選組を見届けると言う龍之介に船の手配をしてくれる。どーゆー風の吹き回しだと思ったけど、まぁ、これは風間と千鶴の夫婦エピを見たら少し語られる。
蝦夷まで行くが、戦いは既に終わり、誠の旗を抱えて号泣する千鶴。そして、あちこち新選組のあとを辿りその目に焼き付ける龍之介。やっぱ、置いて行かれた人間は悲しいなコレ。
で、風間夫婦のエピソード。
診療所に辛抱たまらず迎えに来た風間。私服がどうしても吹いてしまうんだが(笑)千鶴の手伝いをちょぼちょぼしながら日々を過ごす。千鶴としてはさっさと西へ帰ると言い出さない風間を不思議に思ってたみたいだが、風間は、一族の頭領として、その嫁となる千鶴が吹っ切れないと連れていけいないという。
時代の亡霊。風間はそう龍之介を揶揄した。千鶴と同じで、見届けないとさまよい続けると思い連れていったのだと。新しい時代を受け入れることも出来ず、半端なままでは生きて行けないと。
その話を聞いて、千鶴は新選組は大事な思い出だ。だから捨てない。それを抱えて貴方の妻になると宣言。くはー!
「我が妻は欲張りだ」
けど風間嬉しそうだぞオイwwwwwwwwwwwwwww
ニヤニヤです。風間は推しまくって失敗を重ねたので引くことを覚えたようです。千鶴の口から嫁になる宣言引き出したよこいつwwwwよーやったwwww
とまぁ、こっちのルートは風間と千鶴エピソード悪くなっかた。こう、時代の亡霊話が上手に龍之介に重ねてあったしな。他の面子はどうなんだろうか……。
とまぁ、今のところ楽しんでます。通して言えるのは、龍之介殴られすぎwwwwそしてすき放題いいすぎwwwww割とフリーダムでタフです(笑)三馬鹿とはいい感じだけど、ちょっと沖田とかとはあわなさそうだなぁ。元々芹沢派扱いだから沖田の態度も冷たいし。
正直千鶴以外の主人公は受け付けられないと思ったけど、龍之介は龍之介でありかなぁ。屯所にいた時期がちょうど入れ違いだし。
元々芹沢鴨と言う人物は拙者好きなんだよ。水戸藩贔屓ってのもあるけど、NHK大河で非常にたぎらせてもらったんで。だから、薄桜鬼の芹沢が割とイメージ通りで嬉しかった。ただの乱暴者じゃなくて、こう、色々なモノを見ている、そして憂いているってのが書かれてて。
新見は元々好きじゃなかったんであんなもんだろうけど(笑)芹沢の従者の平間さんはいい人すぎだな、うん。龍之介とボッコボコに殴られてるけど、子供の頃からの芹沢を知ってるから非常に好意的だし。芹沢さんは自分が暗殺される前に金渡して逃がしてるところ見ると、平間のことは信頼してたし、大事にしてたんだなぁと。たまらんよ。