大体のさわりは以前書きましたので端折りますが、結論としては★★★★☆です。矢張り難点はセーブ・ロードの遅さでしょうか。それ以外はシナリオ、操作性(と言ってもボタン少しか使いませんが・笑)グラフィック共に合格点です。
基本CGは良く出来てます。OPの音楽とグラフィックのセンスの良さは、ソウルハッカーズに似たハイセンス。
で、問題のポリゴンですが、マガネっちと話をした結果、非常に良く出来てると言う結論になりました。いやね、某大作ゲームみたいに凄く綺麗な作りではありませんよ、ぶっちゃけ。でもね、非常に脳内補完しやすい作りなのですよ。
何気なくワタクシが『このキャラ堂本光一っぽいねぇ』と云えばマガネっちも同意出来る。『うわぁー居る!!こんなマスカラバリバリな女子高生!!』とか、100人素敵な出来です。無駄にリアルにするより、こうやって脳内補完型のゲームの方が飽きないような気がします。想像力あるんですから、人間だし。そこを非常にくすぐり易いゲームなのかもしれません。まぁ、昔はドット絵で脳内補完してたのですから(笑)十分だと思います。
100人の1日全部やった訳ではありませんが、楽しいです。イタイ人も素敵な人も助けたくなる人も良く出来てます。特にイタイ人系は無駄に云い出来です。2ちゃん用語で言うなら『厨房』って云うンですか?それ系の人が良い出来(笑)
『ヒューマノイドタイフーン』の称号をワタクシが勝手に与えた某小太りの勘違い女子高生なんて、もう、マガネっちと転がりまわりました。見事な勘違い振りだったので…。彼女を動かすと、彼女のテンションはものすごい勢いで上がるのですが、周りのテンションが下がるので、1回プレイで永久封印ですよ。真剣に『こんな奴起こすんじゃなかった…その方が世の為人の為だよなぁ』とマガネっちとため息混じりに苦笑ですよ。
ナルシストとか、不思議少女とか、自分一人の世界で幸せになるタイプも居れば、あらゆる環境を整えてやらないと幸せになれない人とか、沢山居て、ついあちこち介入してしまいます。個人的にこいつは助けたくないと思う人間は居ますがね(笑)
で、元はと言えば100人しか収納出来ないシステムに101人目の人間が存在した為にシステムダウンしたのですが、この101人目が厭だと言うほど邪魔してきます。ハッピーストックがジリ貧の時は祈りながらプレイです。邪魔がランダムなので。しかし、この101人目にもちゃんと設定があって、これはこのゲーム自体の一番太いシナリオに関わってくるのですが、もう、このゲーム作った会社よくやった!!とマガネっちと賞賛を送りましたよ。
ワタクシはこの101人目は『クローバー』という『幸福増幅器』自体の人格だと思ってたのですが、遠からず近からずでした。
根底のシナリオに『自分の力で幸せを作れなくなった人類が幸せ増幅器クローバーに殺到した』というシナリオがあるのですが、結局『クローバー』に頼る事で失われた力が更に退化するのではないかという結論にマガネっちと至ったのですが(苦笑)
解放者が増えてくると途中で開発者のレポートが出てくるのですけれど、それも興味深い事が書いてありましたよ。うん。
つーか、SS書きたいなぁとちと思ってしまいました。嵌りすぎ。
観察系のゲームなので好き嫌いは別れると思いますが、1日20分前後ですし、解放者の人間関係によって微妙にシナリオ変わるし、テンションによって思考が変わるし、飽きませんよ。是非試してみてください。
確かにハッピーの時は思考や発言ポジティブだし、アンハッピーの時はネガティブだし、本当、よく出来てます。
素敵なゲーム有難うシルシル。