●出発
朝五時起きです。愛車のパジェロミニの馬力では山道がきついので恐らく４時間かかるだろうと言う事で早起きしました。前日は魔人殿が遠足前みたいなテンションで中々眠れなかったようですね（笑）
幸い魔人殿の仕事が前日は通常通りに終わったので朝の目覚めも良かったらしく運転は魔人殿。良かったわ。うっすら明るくなった道をどんどこ進んで行きます。しかしながら名神で２回ほど事故渋滞に巻き込まれ初っ端からテンションダウンな２人。朝から事故とか本当勘弁してくれ。まぁ、余り大きな事故ではなかったので渋滞もさほどではなかったのですが。
●兼六園
日本三大庭園兼六園です。この前の萩・倉敷旅行で後楽園を見に行ったのでコレで三大庭園制覇です。偕楽園は幼少の頃水戸に住んでたので花見のたびに行っておりました。そんなに有名な庭だとは知りませんでしたが（笑）
金曜日で平日だという事もあり空いてるかと思いきや、観光旅行の学生やバスツアーの客が結構多い。兼六園付近で駐車場を探す時、バスについていけば多分駐車場につくだろうという超アバウトな事をしながら無事に到着。此処は駐車場多いので非常に良いですよ。
季節的に庭に花が咲くわけでもなく、紅葉にも１週間ぐらい早いんじゃないかという微妙さ加減ですが（笑）流石に綺麗ですわ。池とか噴水が多いので涼しげでいい感じ。庭は松が多いみたいでしたが、春先に行けば梅とか綺麗みたいですね。ちゃんと手入れされてて歩きやすく、拙者ランキング的には偕楽園＞兼六園＞後楽園ですかね。季節にもよりますが。
兼六園の中にある成巽閣で展示物があったのでそっちも拝む。江戸末期位に前田家が作った建物らしいのですが、鶯張りの廊下とか、前田家が収集した書物とかが展示されてて興味深かったです。２階の群青の間には仰天しましたが。なんという派手さ加減ｗ基本的に色彩が派手につくられってるんですねー。
●閑話休題
次は隣の金沢城後に行こうと思ったんですが、兼六園と名前が入った記念スタンプが見当たらなかったので受付で聞いてみる。折角なのでどうしても記念スタンプ全部集めたかったのだよ。すると受付のおばちゃん中から出してくれました。出しとけよ！
お土産屋なんかをブラブラしてる時に拙者ポスター発見。
【法隆寺の名宝と聖徳太子の文化財展＊石川県立美術館】
�瑤泙犬任�！
何で金沢で聖徳太子！というか、もうコレは日和神再度光臨としか思えない！リニューアルオープン記念で10月24日までしかやってないのでここは行っておかねば！と興味なさそうな魔人殿を必死に説得して金沢城の後に行く事にする。
●金沢城跡公園
丁度此処に来る頃にはお昼時だったので遠足や旅行の方々が芝生でお弁当を広げておりました。拙者もおなかが空いてきました。
公園内は現在一部工事中で美観的に微妙でしたが公園は綺麗で広いです。山ほど赤とんぼが飛んでました。とりあえず数少ない残ってる建物である五十間堂を拝む。これは楽しかった。作りが特殊なんで（釘を使わず基本的に木の組み合わせでがっつりくむ菱櫓ですね）その解説など見れて楽しいです。
というか、金沢城は火災に会いすぎで吃驚。落雷での火災を含めなんか4回ぐらい燃えて今の状態になってみたいです。今はスプリンクラーもついてるよ！等と解説があってふきました。
二の丸広場でなにやらイベントをやってたので覗いてみたりしましたが、拙者の頭はもうお昼ごはんと太子で一杯です（笑）
●石川県立伝統産業工芸館
兼六園の横にある工芸館。お昼食べた後兼六園の外回りをぐるっと歩いていきました。此処は元々行く予定だった所です。
金沢の伝統工芸なんかを展示してるので実に楽しい。加賀友禅とかうっとりしますわ。個人的に水引細工が実に良かったです。今度自分でやってみようと思う系が好きの様です。流石に九谷焼とか出来ないしｗ
九谷焼は個人的にあの派手な色が苦手なので（どっちかというと萩とかの地味な焼き物が好き）アレですが。提灯とか三味線なんかは良いですねー。あとは金箔かあそこは。土産物屋に死ぬほど金箔商品おいてて驚きましたが。菓子にだろうがお茶にだろうが金箔（笑）無論工芸品にも金箔。なんという派手さ加減。
●石川県立美術館
更に外回りをグルグルまわって美術館へ。此処は駐車場小さいので徒歩で行くのが良いですね。
拙者のテンションが上がる中ちょっと歩きすぎてお疲れの魔人殿。
魔人『全部まわるの？』
砂神『ええ。お疲れでしたらそこのソファーで座っててください。一人でまわるんで』
魔人『行くよ！おいていかないでよ！折角一緒に旅行に来たのに！』
日和を知らない魔人殿は萌えドーピングがなくて大変ですね。通常なら拙者は歩くの厭だとか足痛いとかブツブツ言うのがお仕事なんですが本日はまるっきり逆です。萌えドーピング恐るべし。
で、太子ですが。
すげー量の展示物で吃驚デス。目玉展示物は『玉虫厨子』でしたよ。教科書に載ってる国宝ですね。
コレには吃驚した。何がってでかいんですよ。拙者の背丈もない灯篭みたいな大きさだと思ってたんですがｗ教科書でのイメージが随分と変りましたよ。いやー、矢張り実物見ておくべきですね。
展示物を見ている間に拙者の無駄な聖徳太子豆知識を魔人殿に喋ってきたりする。社会は日本史専攻だった拙者は意外と飛鳥とかはちゃんと勉強したので色々覚えている。多分この辺の歴史好きだったんじゃないかと。
書物や絵なんかも展示してありましてね。聖徳太子スゲー！と思いました。馬子さんや妹子の展示物もあってウキウキしました。初めて親鸞と聖徳太子が関わりがあるということも知りました（親鸞の夢に太子が出てきたんですね。太子は仏教推奨してたし）色々勉強になりました。拙者は絵はともかく書は専門外なのでわかりませんが…。
無駄に元気にまわりまくりました。館内撮影禁止だったのが残念ですが、今度は奈良の太子ゆかりの地でも回ろうかと思います。その頃にはもう少し勉強しよう…勉強って切欠が大事ですよね（笑）まぁ、太子って言うのは存在したのが余りにも昔なんで諸説あるんですが。太子が行った政策は本当は太子がしたんじゃない説とか、太子のそりゃもう大げさだろうという伝説とか。太子２歳の時の逸話とか釈迦真似て出来た逸話だろうし。
●山中温泉へ
太子で大満足な拙者はお疲れの魔人殿ともう少し南に位置する山中温泉へ向かう。此処へ向かう時は今度は奥の細道スイッチ入って拙者が大はしゃぎ。もちつけ。
ただ、温泉に着いたのが５時前で薄暗くなってきそうだったので奥の細道祭りは翌日に延長。魔人殿は喜んでしましたね。
宿はネットで適当に選んだ宿だったんですが綺麗だし部屋広いし、温泉も良かった。
ただね。ネットで食事が食いきれないといけないからと思い余り量の多くないプランを選んだつもりだったんですが（もう一つの候補山城温泉は食事がすげー豪華で絶対に死ねると思ったので此処も実は消去法で選んだｗ）炭火焼祭りでもう鼻から蟹が出るかと思うぐらい食わされた。コレはしんどいｗ旅行で豪華なのも良いが正直食いきれない事多いんですよね。ほんとう。
しかも拙者蟹とか鯛のお頭とか巧く食べれない。ぶっちゃけ食い方汚いし、ほじるの面倒で直ぐに諦める（笑）魚のゼラチン質好きじゃないので親には本当どうしようもない貧乏仕様の子供に仕上がったと昔嘆かれたorz
もう無理！って言うぐらい食って温泉につかって幸せ。温泉は露天風呂も綺麗でいい感じでした。山中温泉は芭蕉さんも気に入って長い間滞在したらしいですね。
夜は魔人殿はマッサージのおねーちゃん呼んで拙者はパンフレットで明日の芭蕉ルートを決める。この辺はもう拙者が勝手に計画させて頂きました。楽しみだとウキウキ布団に入ると魔人殿は１分で落ちる。お疲れ様でした。
その２に続くかもしれない。
