*岩田王国【箱庭の扉編】*

 学兵の昼は大概にして忙しい。
 昼食を取る者、僅かな時間に仕事や訓練をする者、ひたすら体を休める者・・・。

 校舎の前を軽やかなスッテップで走り抜けていくのは改造白衣に身を包んだ、小隊の中でも取り合えず変り種の男であった。

岩田裕

 本来1号機の整備班であったのにも関わらず、初日のうちに部署をスカウトに変更した上に、今や小隊一の撃破数を誇る男。
 階級を上げるわけもなく、発言力は周りへの提案に残らず使ってしまう電波振りで、その所為か最近、初めは彼を避けていたのにも関わらず仲良くしている人間がだんだんと増えてきている。

 取り合えず彼はこの小隊の変り種である。

「イワッチ王国此処は箱庭、電波な王様舞を舞う♪」
 静かな湖畔のメロディーに出鱈目な歌詞を付けながら岩田は訓練の為に移動をする。
 彼は午後の授業に出る事は全く無く、昼休みから夕方まではどうしようもなくスカウトに向いていない自分の訓練に当てている。
 そこまでしてスカウトをやる理由は誰一人として知らされていないが、本人が熱心に運動力や体力を上げているので、周りも邪魔をしないようにするか一緒に訓練をしたりする事が多い。

「ちょっと良いかしら?」
 後ろから声を掛けられ、岩田は足を止めるとクルッと鮮やかな方向転換を披露する。この様な曲芸的な事をやらせれば天下一品なのだ。
「おや、原さんではないですか。フフフ…僕はこれから電波の指令により訓練をするのでとっても忙しいのです」
 岩田は取り合えず原を牽制する。
「あら。周りの人間の意見に耳を貸すのも王様のお仕事でしょう?…良いから来て!!!」
 岩田は原に腕をつかまれると引き摺られるようにしてハンガーまで連れて行かれる。岩田の力を持ってすれば、振り払う事は可能であったが、原に云われた「王様」によってその選択は破棄された。

『王様』

 岩田が周りの人間と仲良くするのは『岩田王国』建設の為だと何時しか言われる様になっていた。
 そして、その理由は彼の出鱈目な『歌』にあった。
 何時聞いてもでだしが同じなのだ。
 その歌が何番まであるかも、そもそも彼が今まで歌った歌を全て覚えているかさえも謎であるのだが、彼は何時も同じ様に歌を歌っている。

 初めの頃はいざ知らず、現在はそれが受け入れられているのが恐ろしい現実である。
 階級も戦士のまま、発言力は残らず使ってしまう、一体何処が王様なのかと云えば首を傾げるが、この『王様』は取り合えず小隊において人気が高いのである。

 さて、岩田はハンガーの片隅の倉庫の前に立たされる。
「・・・で、何の御用ですか?」
「見て」
 岩田は開けられた扉の向こうに広がる光景を目にして一瞬眩暈がした。

 見渡す限りの可憐通常型のウォードレス、及び40mm高射機関砲。

「これ、何だか解るわよね」
 原は笑顔で岩田に云った。資材の在庫管理は彼女がやる仕事なのである。
「可憐通常型50体。40mm高射機関砲30丁。全部岩田君の為に此処に持ってこられた物よ」
「コレわまた、スバラシィィィ!王様への貢物がこんなに!」
 一応おどけてみたものの、原の視線が痛い。不覚にも毎朝岩田の為に誰かしら物資を陳情してくれるので、陳情者は覚えていても内容や数は良く覚えていなかったのだ。
 原は溜息を吐くと、岩田の方に向きを変える。表情が非常に怖かったので岩田も思わず一歩下がってしまう。
「貴方が着てるウォードレスは武尊。武器はカトラスとアサルトライフル。弾は機関銃弾帯」
「フフフ…よくご存知ですね。流石整備主任」
 相変わらずの軽口で遠回しに誉めてみたが聞く耳持たぬという表情で原は言葉を続ける。
「使わない物をこんなに取り寄せてどうするの!このペースで行ったら熊本中の可憐が此処に集まる事になるわ!いい?毎日平均4体の可憐通常型と3丁の40mmが届くのよ。…どれだけの発言力が使われてると思う?」
「…そうですね…王様としては好意でやってくれている事を断る訳にはいきませんし、此処は司令に…」
 原の迫力に思わず電波が切断されたのか、ごく真っ当な事を口走る羽目になる。彼女は少し驚いたような顔をするが、直ぐに表情を引き締め岩田に更に詰め寄る。
「…その司令が毎日可憐通常型を陳情合戦に参加してるじゃないの…」
 岩田は原の言葉にしまったと云う様な顔をする。現在の司令は善行ではなく速水。一番最初に岩田に可憐を陳情しだした張本人なのだ。
「…まぁ…ちょっと陳情を抑えるか、貴方が使うものを陳情するように云ってくれれば良いわ」
 原は諦めたのか、岩田の顔を見ながら呟く。結局この王様は誰に対しても『甘い』から、注意などしたりしないのを彼女は良く知っている。
 岩田は原から漸く開放されるとクルッと方向転換をし、相変わらずの不安定な歩きでハンガーを出ようとする。
「そうそう」
「何?岩田君」
「フフフ…今日は機関銃弾帯の陳情有難う御座います。アレは消耗品だから助かりますよ」
 岩田の言葉に原は僅かに顔を赤くする。
「…必要なものを取り寄せただけよ」
 岩田は手をひらひらと振りながらハンガーを後にする。
「もう。そんな事云って回るからまた陳情が増えるんじゃないの…」
 原は肩を竦めて岩田を見送る。彼は何時もああやって陳情をしてくれた人間に礼を云って回る。矢張り礼を云われると又陳情してあげたくなるのが人間の心理と言うものだ。
 ましてや『スカウト』と云う職業は殆ど他の人間の手を必要としない職種で、自分の訓練や仕事が全てになってくる。
 …だからせめて戦場で彼が傷つかないように装備品を陳情するぐらいしか出来ないのだ。

彼自身の発言力は彼の為に使われる事は殆ど無い。
『王様』は常に誰かの為にその力を注いでいる。
初めは誰もが笑った彼の行動は人を少しずつ変えていった。
人の為に何かするのも満更ではないと・・・この『王様特権』が使われない『王様ゲーム』に付き合おうと。

***

 原に捕まって余計な時間を食ってしまったが、何時も通りに岩田が鉄棒に向かうとグラウンドの方から瀬戸口が歩いてくるのが確認出来た。
「よう、王様。今日も熱心に訓練か?頭が下がるな」
「フフフ…スカウトは体力勝負!!今のイワッチは無敵ィィィィ!!」
 酷く電波じみた答えだが瀬戸口は気にも止めない様子で岩田の方を見る。毎日見かけるが彼が訓練をする様は実に奇妙な光景なのだ。
 瀬戸口は思い出したようにポケットを探ると、紙切れを岩田に差し出す。
「どうぞ。いっつも訓練ばかりされて倒れられたんじゃ困るからな。息抜き用に」
 渡されたのはプールチケットであった。
「フフフ…僕とプールですか!!!中々やりますね貴方!!!」
「…いや…俺は生憎日曜日に先約があってね。まぁ、王様への貢物と思って受け取ってくれよ」
 岩田の予想だにしなかった発言に些か面食らうが、瀬戸口はそう云うとへらっと笑う。
「フフフ…そういう事なら受け取りましょう…」
「速水みたいに陳情しまくるほどの発言力は無いから細かいところで点数稼がせがなくちゃな」
 極楽トンボの多い瀬戸口は陳情合戦に参加したくても出来ない厳しい現実がある。陳情しないからといって岩田が態度を変える訳ではないのだが、何もしてやれないもどかしさが結局は残ってしまう。
「人によって出来る事が違うのは当たり前なんですよ…貴方は自らがやるべき事をやれば良いんです」
 岩田の言葉に瀬戸口はハッとする。時々見せる普段からは想像出来ない岩田のこの表情、言葉は一体何処から来るものなのか。
「…以上イワッチの電波的考察ゥゥゥゥゥ!!!!ささっ、愛の伝導師・瀬戸口!!教室で愛を振り撒きなさいィィィ!」
 突然割り込んできた妨害電波が先ほどまでの岩田の全てを消し去ってしまう。
 瀬戸口はやれやれと肩を竦めると、教室に向かう。時計は1時25分。今からなら余裕で授業に間に合う。

 奴は俺が極楽トンボを取らない様にわざと話を切ったのか…マメな王様だ。
…だから皆、お前さんが放って置けないんだよ…。

***

 夕方、岩田は一人で鉄棒にぶら下がっていた。今日は出撃が掛かりそうに無いので、何時も通りにもう4時間懸垂をしようか検討する。
 一日に4時間の訓練で毎日どうしても下がってしまう運動力を辛うじて維持できる。更に引き上げるにはどうしても更に訓練をしなければならない。体力・気力・運動力をどれだけ引き上げるかでスカウトの能力は大きく変化する。
「…しかしちょっと飽きてきましたねぇ…誰か仕事に誘った後、夜中にまたやりますか」
 岩田は鉄棒を放すと4時間振りに地面に足を着ける。
 まだ仕事時間で、仕事途中の人間に声をかけるのは気が引けたので、校舎前に行って暇そうな人を探す事にする。

 ゆらゆらと体を揺らしながら岩田は校舎前に歩いていくと、目の前に大荷物を抱えた石津の姿を捉える。洗剤や洗濯物などを持っている為にろくに前も見えていない状態のようだ。
「フフフ…半分持ちましょうか?」
 岩田が声を掛けると石津は驚いたように声の方を見る。
「…でも…重いから…」
 石津の声が聞こえなかったのか、岩田はヒョイと洗剤やらを持ち上げた為に、石津の手には軽い数枚のシーツしか残らなかった。
「詰め所で良いんですか?」
「…それじゃ…半分じゃないわ…」
 明らかに岩田の方が大荷物であった為に石津が上目使いで云う。
「フフフ…細かい事は気にしない!!!仲間と言うのは面倒な事を半分に、楽しい事を倍にする為にいるんですよ。それに…」
「?」
「王様ですからね」
 岩田の筋が通っているのか否かさっぱり解らない自論に押されて結局そのまま詰め所に荷物を運ぶ事になる。アレだけの荷物を持ちながらも何時も通りの不安定な歩きをやってのけるのは流石としか云い様が無い。

 二人は詰め所に着くと荷物を整理して一息つく。
「…有難う…」
「フフフ…王様ですからね」
 石津の言葉に対して又もや筋の通らない返事を返す。この男は何でも『王様だから』で片付けてしまう節がある。そもそも、彼の王様への認識は謎だらけである。雑用をこなす王様は取り合えず石津は聞いた事が無かった。
 岩田は暫く椅子に座っていたが、突然立ち上がると入り口の方に歩いていく。
「僕がいては仕事の邪魔ですね。それでは」
「!!」
 石津は思わず岩田の腕を掴むと何か云いたそうな表情をする。巧く言葉に出来なくて沈黙が続くが、岩田はそれに対して苛立つ事も無くただ彼女が喋りだすのを黙って待っていてくれた。
「…日曜日…一緒に居て良い?」
 やっとの思いで声に出すと、彼女は顔を赤くして俯いた。岩田はそれを見ると思い出したように瀬戸口から貰ったチケットを取り出した。
「愛の伝導師から貰ったんですが、行きますか?」
 石津は一瞬顔を明るくするが、直ぐに表情を曇らせる。
「…水着…厭なの…」
 下を向いたまま呟くと岩田は少し黙って石津を見る。
「…そうですか…僕の華麗な水中殺法見ていただこうと思ったんですがねぇ…フフフ…良い事を思いつきました」
 そう云うと岩田は石津の方を見て「少し時間を下さい」と云い軽やかな足取りで詰め所を出て行った。

***

 この小隊が発足された日、石津は岩田に初めて出会った。
 全てにおいて目立つこの男は、スキップしながら石津の前を通り過ぎようとしていたが、彼女に気が付いて足を止めた。
「フフフ…岩田裕です。イワッチと呼んでください」
 当時まだ2組だった岩田は石津にはまだ自己紹介をしていないと判断し、いきなり彼女にそう云ってきたのだ。しかし、突然の事に石津は驚いてその場から逃げ出してしまった。

 昔虐められていた経験もあって、まともに人と話すこともままならない彼女は岩田に不快感を与えたのではないかと不安だったが、彼は全く気にする様子も無く、毎日周りの人に話し掛けるのと同じように石津に話し掛けてきた。
 この小隊に来てからも矢張り虐めれらる事もあったが、それでも誰に対しても態度を変えない岩田に好意を持つようになった。
 巧く話すことが出来なかったりしても、怒ったり、苛立ったりする事無くちゃんと話をしてくれる。
 衛生官の地味な仕事もスカウトの性能に僅かだが関係しているので一生懸命にやった。
 彼の造った『王国』の中には石津の居場所はちゃんとあったのだ。

 初めの頃は少なかった岩田の友達がだんだん増えて来た頃に石津は岩田に自分の思いを伝えようと決心した。
 小隊の女性陣からの人気もだんだん上がってきたからだ。
 そっと岩田の机に手紙を入れて、祈るような気持ちで屋上で待っていた。

 告白などせずにずっと友達で居た方が良いかも知れない。
 でも嫌われるにしろ、自分の気持ちをちゃんと伝えておきたかった。やらずに後悔したくは無かった。
 そう…岩田に会ってから少しだけど…前向きに生きて見たいと思った。

 ひょっこり現れた岩田は、石津の告白をアッサリ承諾した。
「…本当に…私で…いいの?」
「フフフ…貴女『が』良いんですよ」
 何気ない一言が何時も彼女を癒してくれる。石津はだから岩田が好きなのだ。

 水着が厭なのは体に昔の傷がある自分を恋人にした岩田に対して周りが奇異の目を向けるのに耐えられないだろうから。岩田は多分何も言わないだろうが、自分の存在が彼の負担になる事だけが怖い。
 …それを巧く云えない自分に苛立ちながら、石津は岩田が出て行った扉をぼんやりと眺めていた。

彼は…プールに行きたくないと云った事を怒っているだろうか…。

***

 時間が十二時近くに差し掛かった頃、原は校舎前を歩いている岩田を発見して捕まえる。
「珍しいわね、夕方から見かけないと思ったら買い物に行ってたの?」
 原は岩田が持っている袋を見るとニッコリ笑って聞く。朝の不機嫌さは何時の間にか解消された様だ。
「フフフ…それは内緒です。我ながら素晴らしいィィィ計画を実行中なんですよ」
 原はふうんと僅かに目を細めると、岩田に向きあった。
「前から聞きたかったんだけど、何で『王様』やってるの?」
「電波からの指令です」
「もう、真面目に聞いてるの」
 岩田の適当な返答に原は顔だけ怒ってみせる。ある程度は予想できた返答だったから。この男がアッサリと本当の事を話す訳が無い。何時ものらりくらりとかわされてしまうのだ。
「しかし、こんな時間まで仕事とは感心ですね。貴女もついに電波が届くようになりましたか!」
 アッサリと話題を変えられたので、原は溜息を吐くが笑って返答をする。
「貴方が遅くまで仕事やってるのにサボるのが気が引けるのよ。…忙しすぎて石津さんに構ってる暇もなくなったわよ」
「…そうですか」
 岩田は表情を変える訳でもなく原の言葉を聞いている。
「知ってたんでしょう?私が彼女虐めてたの」
「そんな電波は届いてませんよ」
「嘘吐き。偽善者ぶって正面から注意してくる様なら貴方も虐めてやろうと思ったけど、構ってる暇を与えないぐらい忙しくしてくれるんだもの…たいした『王様』ね。好きよそう云う所」
「フフフ…慕われてこその王様ァァァ!」
 それに石津自身も変わった所為もある。何時も自信なさげな表情や行動が何かと気に触る事が多かったのだが、岩田と付き合うようになってから僅かだが自分から提案したり、意見を言うようになった。
「…貴方が何かを変えていくのね…」
「変わるのは本人の力ですよ。僕は…命令される事無く『誰かの為に』人が動けるか見てみたかったんですよ」
 僅かに見え隠れする岩田の心。奥底は計り知れないが、彼は多分何かなすべき事があって『王様』をやっているのだろう。
 原は電波が途切れた様な岩田の表情をじっと眺める。
「フフフ…全てが終ったらちゃんとお話しますよ…それまでは暫くゲームに付き合っていただきます」
「…仕方ないわね。所詮私も貴方の『王国』に居るからね…あら?」
 原が何かに気が付いた様に視線を岩田の背後に向ける。岩田も釣られてそちらを向くと、そこには二人が話し込んでいた為、詰め所から出るに出れない石津の姿があった。
「それじゃぁね、岩田君」
 原は気を利かしたのかその場から離れる。岩田は原の姿を見送ると、一気にテンションを上げて石津の方にクルッと向きを変える。

「フフフ…まだ帰っていらっしゃらなかったんですね。コレはラッキィィィィ」
 岩田は吃驚して目を大きく見開く石津を捕まえて再び詰め所に戻ると、持っていた紙袋を彼女に渡す。
「…私に…?」
 岩田が怒っていなかったと言う安堵感から僅かに微笑みが零れる。岩田にせかされて紙袋を開ける。
「…水…着…」
「フフフ、水着用の布は加工が面倒なので思ったより時間が掛かってしまいましたがコレなら貴方でもきれると思ったんですよ。しかもイワッチとおそろいィィィ」
 水玉の生地で造られた水着は、ごくレトロな型で肌が出る場所が極端に少ない。岩田は夕方から今までコレを作っていたのだ。
 石津が黙ったまま水着を眺めていると、彼は少しガッカリした様な表情をする。
「…気に入りませんでしたか?…たまには…日のあたる場所に一緒に行こうと思ったんですが…」
 岩田の言葉に石津は大粒の涙を零す。

何時も彼は自分の事をちゃんと考えてくれていた。
整備の人間からの虐めがなくなったのも岩田のお陰だった。
忙しいのに時間を割いてわざわざ水着を作ってくれた事も嬉しかった。

「…プール…」
「はい?」
「…プール…行くわ…。コレを着て…」
 石津の言葉に岩田は表情を明るくすると、満足そうに頷く。
「フフフ…頑張った甲斐がありましたね…これだから…」
 岩田が途中で言葉を止めると、石津は不思議そうに岩田の方を見る。視線が合うと岩田は困ったように指で彼女の涙を拭う。
「送ってあげたいんですが、仕事がありますから。気を付けて帰ってくださいね」
 石津は頷くと、詰め所から出てゆく岩田を見送る。彼はこれからまだ仕事を続けるのだろう。

 岩田はぶらぶらとグラウンドの方に歩きながら歌を歌う。
 出鱈目な歌詞は今朝歌っていたのと同じ物であった。
「…此処は箱庭…か…」


 恐ろしい事にこの話3部作(吐血)
 実際のプレイデータを元にして話を作っていきました。壮大すぎて誰か早く止めてくれないかなと弱気。
 実際のプレイデータでも萌ちゃん恋人でした。
 本当は舞が良かったんですが、スカウトで熊本城攻防戦起こすとバグが出るらしいので泣く泣く諦めました。
 しかし岩田王国はともかく(ともかくなのか?)何故スカウトプレイなんだ自分…。

 そのうちプレイ日記も上げますが、陳情合戦は事実の上に、王国造りに頑張りすぎて、自分が昇進する暇も無かったのも嘘のような本当の話(苦笑)

 で、この作品取り合えず後2本で完結します。続き物とはいえ、単品でも読めるようにはするつもりです。
 3部作の理由は『歌』が3番まである為(いやいや、マジで)
 短く、尚且つ意味を成さない筈の歌に意味を持たせて見たかっただけでこの重労働(鼻血)
 …そもそも国歌を考えようと思った時点で何か間違ってるよな自分…。

 今回は岩田王国さわりみたいな感じで、次はもう少し岩田の核心が書けるといいなぁと思ってます。

 既に話は最後まで考えてるのに、書く時間が無いのが悔やまれる。早く書きてぇ…。

>>NEXT 『戦場の扉編』

>>HP移転に伴い一部改行等調整。大筋変更はありません。