*有難く貰っとく*

 風呂に入ろうと服を脱いで、風呂蓋をひっペがした土方は湯船に浮かぶ青い草を凝視して声を上げた。
「オイ。なんか入ってんぞ」
 扉の向こうで足音がし、遠慮無く扉を開けられ土方はぎょっとしたように表情を強ばらせ、反射的にタオルを巻いた。顔を出したのは家の家主であるカグヤで、彼女は遠慮無く風呂場に踏み込むと、風呂釜を覗き込み満足そうに笑った。
「菖蒲よ、菖蒲」
「菖蒲?」
「そう。全さんがくれてさ。折角だから入れてみたの。端午の節句でしょ?」
 緑色の尖った葉がぷかぷか浮いており、刺さったら痛そうだと思い、土方は口を尖らせる。
「束ねて入れろよ」
「成分出なさそうじゃないのさ。まぁ、入る時は気をつけてね」
「あぁ」
 土方が返事をすると、カグヤは満足そうに笑って漸く風呂場を後にした。まさか入ってくるとは思わなかった土方は、呆れたような、情け無いような顔をする。湯船に浸かる前に隅に寄せればいいだろう、そんな事を考えながら、土方は早速己の汚れを洗い流すことにした。
 御世辞にも広い風呂とは言えないが、屯所は大浴場になっているのでゆっくりと浸かるということはなかなかできない。つい入る機会があるとこの家の風呂を借りてゆっくり入る習慣が付いたのはいつ頃からだったろうか。そもそも、一番最初は飲み過ぎて服をゲロまみれにした為に風呂を借りたのだが。そんな事を考えながら土方は湯船に浸かった。

 風呂から上がると、山崎とカグヤが湯豆腐の準備をしており、それを眺めながら土方は煙草に火をつけた。それを見てカグヤは呆れたような顔をする。
「髪ぐらいちゃんと拭きなさいよ」
「すぐ乾く」
 土方がそう言い放ったのを見て、カグヤは土方が首からかけているタオルを引き抜くと、ワシャワシャと彼の頭を乱暴に拭きだした。
「ちょ!痛ェよ!」
「水が落ちるって言ってんのよ!」
 風邪の心配をしたわけではなく、点々と廊下にある水の跡を見てカグヤが機嫌を損ねたのだと気がついた山崎は、思わず吹き出し、雑巾で土方の歩いた跡を綺麗に拭き取る。それを見て土方は漸くカグヤの意図に気が付き、バツが悪そうな顔をする。
「ありがと、ザキさん」
「いえ」
 ヘラっと笑った山崎は、雑巾を片付けて土方の隣に座った。
「ザキさんはお風呂いいの?」
「あ、俺は入ってきましたから」
 カグヤの言葉に山崎が返答すると、彼女は、そっか、と笑う。そもそも、他所の家の風呂を借りるというのも非常に気を使うと思うのだが、どうにもこうにも土方とカグヤに関してはその辺が非常に緩いと山崎は傍から見てて思う。しかも女性の一人暮らしの家でだ。土方に至っては、風呂どころか布団まで借りて良く爆睡しているのを見るので、全くもって山崎には理解出来ない。恋人同士だと言われれば納得もできるが、結局この二人はそう聞かれれば怪訝そうな顔をするし、何時まで経っても飲み友達だと主張する。山崎にしてみれば非常に身の置き方に悩むところなのだ。
 実際、今日も昼間に鍋を持って歩いていたカグヤを見かけた土方が、山崎にあの鍋の中身はなんなのかという話を振ったところから始まった。多分豆腐だ、と山崎が返答したのは、カグヤが豆腐を毎回決まった豆腐屋で購入しているのを知っていたからである。両手鍋の場合は総じて3丁以上は買っている事が多いので、湯豆腐でも食べるのではないかと言った途端に、土方はカグヤに電話をかけ、自分も湯豆腐が食べたいと言い放ったのだ。
 意味が分からないと山崎は思ったが、どうやらカグヤが山崎も誘えと言ったらしく、今に至る。恋人同士の中に入るのは苦痛であるが、友達同士の集まりの中であるならば全然問題はないし、山崎も精神的に楽ではある。けれど、以前からだが、この二人の関係というのは理解不能なのだ。こんな付き合い方であるのに、潔く身を引いた高杉は本当に納得したのだろうかと、山崎は今さらながら考えてしまうのだ。
 どんと置かれた卓上コンロの上には土鍋が設置されており、豆腐もザルの上に並べられている。本当はもっと寒い季節に彼女は湯豆腐をするつもりだったらしいが、鬼兵隊とのいざこざがあり、結局伸びに伸びた上に、突然の思いつきで大量の豆腐を購入したのだという。豆腐が煮える迄の間にと、出された漬物に遠慮無く土方がマヨネーズを投入しているのを見て、山崎は、鍋に投入されないように気をつけようと考えながら、できるだけマヨネーズの掛かっていない漬物を選んで箸をのばした。
「……ぬか床変えたのか?」
 土方が不機嫌そうに眉をしかめ、そう言ったのを見て山崎は驚いたような顔をする。すると、カグヤは笑いながら、それは貰い物なの、と言い鍋の様子を見ながら返答した。すると、土方は漬物の皿をそのまま山崎の前に押し出した。
「コラ。マヨネーズまみれにしたんだからちゃんと自分で食べなさい」
「手前ェの漬けた漬物ねぇの?」
「あるわよ。それ食べ終わったらね」
 カグヤの返答に土方は不服そうな顔をしたが、素直に漬物の皿を自分の方に引き戻したので山崎はほっとしたような顔をした。危うく美味しい湯豆腐を食べる前に苦行を強いられるところだったのだが、山崎にしてみれば、あそこまでマヨネーズまみれになってしまえば漬物の味もクソもないような気がする。
 漬物を完食した土方が、皿を持って台所に向かったのを見て、山崎は呆れたような顔をして言葉を零した。
「違いが解るんですかね」
「解るみたいよ。なんか私の漬けた漬物気に入っていっつもマヨネーズかけて食べるの。違うの出したらいっつも文句言うからさ、仕方なく漬ける量増やしたのよ」
「俺はちょっと解る自信ないですねぇ。マヨネーズの味しかしないと思いますし」
「私もちょっと塩味が違うかなって位ねぇ、あそこまでマヨネーズ乗せちゃうと。味覚が変わってるけど、無い訳じゃないんでしょうね」
 そこまで言うと、カグヤは咽喉で笑う。
「コレステロールとか塩分とか明らかに過剰摂取だとは思うんだけどね。大丈夫なのかしら」
「健康診断で引っかかったことはないんですよ。驚いたことに」
 山崎の言葉にカグヤは少しだけ驚いたような顔をしたが、直ぐにほっとしたような顔をした。それをみて、彼女なりに心配はしているが土方が言うことを聞いていないということなのだろうと思い、山崎は台所に視線を向ける。そもそもマヨネーズの過剰摂取は昔からのことで、これに関しては近藤が何を言っても止めないところを見ると末期であるし、その上彼女の漬物の大量摂取となると、心配になる気持ちは分からないでもない。健康診断で引っかかればそれを大義名分に控えさせることは出来るかも知れないが、恐ろしい程に頑丈なのだ。その上ヘビースモーカーなのだから、山崎も、長生きはできないんじゃないかと他人の事ながら心配にはなる。
「頑丈なんですよね、土方さん」
「でしょうね。この間の怪我もあっという間に退院したしねぇ。晋兄の方が虚弱だわ」
「高杉がどうしたって?」
 皿に漬物をのせて戻ってきた土方が、不機嫌そうに高杉の名前を出したのを見て、カグヤは笑って返答をする。
「兄さんは直ぐに退院したのに、晋兄は結構回復長引いたって話しよ」
 怪我の程度で言えば自分の方が重症であったはずなのに、随分軟弱だと思いながら土方はふぅん、と気のない返事をする。
「大家の旦那が様子見に行ったんですか?」
「そうそう。流石に死んだら寝覚め悪いし、暇なときに怪我の塩梅だけ見てきてって頼んだのよ」
「死ぬかよ、あの程度の傷で」
 カグヤの言葉に土方が吐き捨てるように言うと、カグヤはそれがね、と困ったような顔をする。
「昔っから怪我の治りは遅いし、病気も長引くし、どうにも虚弱だったのよねぇ。あの目の包帯だってものもらいが長引いてる訳だし」
「いや、ものもらいは嘘だろ、明らかに」
 土方が呆れたように切り返すと、カグヤは笑って、うんそれは冗談、と軽く言う。ものもらいは冗談であっても、虚弱であることは事実なのだろうと思いながら、山崎は土方がマヨネーズを掛ける前に、カグヤの漬けた漬物を一切れ口に運ぶ。こうやってマヨネーズなしだと確かに味はぜんぜん違うのだが、やはり、マヨネーズをかけてしまえば分からないんじゃないかと思いながら、山崎はもう一切れ手を伸ばそうとする。
「マヨネーズかけたほうが旨いぞ?」
「いえ、俺はこのままで十分です」
 冷や汗を流しながら、山崎は数切れ纏めて箸で掴むと、自分の取皿に漬物を避難させた。
 そうこうしているうちに、鍋は煮え、豆腐もいい塩梅に温まったのであろう、土方が鍋に視線を向けたので、山崎はマヨネーズ投入を阻止すべき神経を集中させた。しかし、意外なことに土方は普通に鍋から豆腐や野菜をすくい上げ自分の取皿に乗せる。
「ほら」
 具をすくうのに使用したオタマを土方から渡され、山崎はほっとしたような、それでいて肩透かしなような気分に襲われ曖昧な顔をした。そして、自分の取皿に豆腐・菊菜・しいたけ・花の形に切られた人参を掬い上げると、カグヤの姿はなく、台所で酒の準備をしている様子が見えたので、山崎はオタマを元の場所に戻した。すると今度は又土方が豆腐を掬い、カグヤの取皿に乗せてゆく。
 マヨネーズをかけるのではないかと又心配になった山崎が凝視していたのだが、土方はカグヤの取皿を彼女の席に置くと、満足したようにマイマヨネーズを取り出し、自分の取皿にぶっかけた。
「……何でさっきから見てんだ?マヨネーズ欲しいのか?」
「逆ですよ。鍋に入れないか冷や冷やしてたんです」
 呆れたように返答した山崎を見て、土方は不服そうに口を尖らせた。
「鍋ん時は取皿にマヨネーズ入れるって約束してんだよ。前に鍋に入れて家追い出された」
「……土方さんが自分の分に大量にマヨネーズかけるのには先生何も言わないんですね」
「個人の好みだから興味ねぇんだと。でも自分が食う分には腹立つから勝手にかけんなって文句言うんだよあの女。美味いのに」
 それでも十分寛大な処置だと思う。山崎の個人的な感想ではあるが、土方丼に限らず、彼のマヨネーズの乗せ具合は異常であるし、見てるこっちも正直食欲が失せる。しかし、カグヤは個人的に楽しむ分には好きにしろというスタンスなのであろうし、気にもならないのだろう。
「あ、でも漬物にはかけてたじゃないですか!」
「手前ェが食うとは思わなかったんだよ」
 随分勝手な言い草だと思ったが、そういえば漬物に関してはカグヤは全く手を付けていなかったから、土方的にはマヨネーズを乗せても良いという判断だったのかもしれない。ルール等ない様に傍から見えるが、意外と二人の中では暗黙の了解があるのかも知れない。
「色々ルールがあるんですね」
「ルールって程じゃねぇ。アイツが事前連絡ねぇと正面玄関開けねぇとか、そんなレベルのモンだ。ちょっと気をつけりゃどってことねぇよ」
 誰であっても、彼女の家のルールを破れば追い出されるということだろう。山崎は感心したような呆れたような顔をしながら、カグヤが酒を持ってくるのを待つ事にした。
 戻ってきたカグヤから酒を受け取ると、山崎は少しだけ首を傾げた。
「変わった香りですね」
「菖蒲酒よ。30分ぐらい菖蒲を漬けておいて、香りが移ったら出来上がり」
「へぇ」
 感心したように山崎が言うと、カグヤは瞳を細めて笑った。
「さて、食べましょうか」

 

 盃を重ね、いつの間にか鍋は空になり、土方は煙草に火をつけた。それを眺めながらカグヤは手酌で酒を注ぐ。
「……俺が来なかった誰呼んだ?」
「銀さんかしらねぇ。全さんはあんまりごはん食べに来ないし」
「そうか」
 座敷に転がる山崎に視線を落として、土方は僅かに満足そうな顔をした。いつもは一番最初に自分が潰れるのに、今日は山崎が一番最初に潰れたのだ。ささやかな優越感である。それを見て呆れたような顔をカグヤはする。
「そんなにザキさんが先に寝たの嬉しいの?」
「手前ェも山崎も強すぎんだよ。俺が不利だ」
 監察である山崎は酒には比較的強い上に、相手のペースではまず飲まない。仕事上でも私生活でもだ。けれど今日はどうやら少しペースが早かったのか土方より先に潰れ寝息を立てている。
「酒なんて好きなように飲めばいいじゃないのさ」
 咽喉で笑ったカグヤを見て、土方は少し不服そうな顔をした。そうしたいのにいつもペースに巻き込まれてしまうのだ。誰のせいだと心の中で舌打ちすると、壁に凭れかかって煙草の煙を吐き出した。
「柏餅ねぇの?」
「あるわよ」
 土方の言葉にカグヤは返答すると、台所に向かい、直ぐに箱を持って戻ってくる。いつも彼女が贔屓にしている和菓子屋の箱を眺めて、土方はカグヤの言葉を待った。
「お誕生日おめでとう。あげる」
 彼女が放った言葉は去年と全く同じで、土方は瞳を細めると、言いたい言葉を飲み込んで、あぁ、と短く返答をした。やはり形に残るものは彼女は基本的には渡さない。年末に彼女がいなくなった時、土方の手元には何一つ残らなかったのだ。それに気がついて、複雑な気持ちになったのを思い出し、思わず土方は黙り込んだ。山崎はカグヤから何かと譲り受けるが、それは全部芸妓の仕事のためのものであるのも承知しているし、彼女自身がモノを残すのを好んでいないのも理解はしているつもりだった。けれど、いざ何も残らないとなると、全蔵の一言を思い出して酷く腹立たしいのだ。いずれ忘れると。
「あ、そーだ。これもあげる」
 思い出したようにカグヤが声を上げたので、驚いたように土方が顔を上げると、卓には柏餅の横に小箱が置いてあった。開けてみると、それはジッポライターで、三日月の模様が描かれていた。カグヤは土方の手にあるタイラーを覗き込むように傍によると、土方の手をとってぎゅっと握らせた。それに土方が驚いたような顔をしたが、彼女は握られた手に視線を落としたまま、小声で呟く。
「もういいかな?」
 言葉の意味が理解できなっかた土方であったが、カグヤが手を開くように促したのでそれに従い手を開いた。
 先程まで三日月であった絵が満月に変わっていたのだ。
「面白いでしょ?温度で絵が変わるの」
 まるで新しい玩具を自慢するようにカグヤが言ったので、土方は瞳を細めて思わず笑った。
「あぁ、そーだな」
「煙草吸うのって兄さんぐらいでさ」
「高杉も吸ってんだろ」
「晋兄は煙管だから余りライター使わないのよね」
 段々とまた満月が三日月に変わっていくのを二人で眺めながらそんな言葉を交わす。完全に三日月に戻ったのを確認して、土方は又手を握った。
「……まぁ、有難く貰っとく」

 

「そういえば先生から貰ったライター使ってないんですか?」
 山崎の言葉に土方はぎょっとしたような顔をして煙草に火をつける動作を思わず止めた。
「何で俺がライター貰ったの知ってんだよ」
「横に俺、転がってたじゃないですか」
「……起きてたのかよ」
「寝てましたけど会話は聞こえてました」
 しれっと言う山崎を少し睨みつけて、土方は煙草に火をつけた。細く煙を吐き出すと、土方は明後日の方を向きながら口を開く。
「自分の部屋では使ってる」
 確かにカグヤの贈ったライターはいつも土方の執務室の机の上に置いてある。そして、彼の言うように、部屋では使っている。
「ジッポ重いから持ち歩くの厭なんですか?」
「何でそうなるんだよ」
 訳がわからないと言うような顔を土方がしたので、山崎は、先生が使ってるのを見たことないって言ってたんで、と返答した。それに土方は、暫く思案した後に、言葉を放つ。
「……持ち歩いて無くすのが嫌なんだよ。仕事中にそこまで注意払えねぇし」
 確かに前線で攘夷浪士と斬り合いをする土方がポケットに入れていたライターをうっかり落とすと言う様なこともあり得る話しではあるのだが、その返答を予想していたなかった山崎は驚いたような顔をした。それを見て、怪訝そうな顔を土方はする。
「何だよ」
「いえ、てっきり気に入らなかったとか、重いからとかそんな理由だと思ってたんで」
「……もしかしてそれも三味線屋が言ってたのか?」
 その言葉に山崎が返答しなかったので、土方は渋い顔をした。
「どうなんだよ」
 先程より強い口調で土方が言ったので、山崎は少し視線を逸らして俯く。
「……言ってませんよ」
「嘘つけ!何でこっち見ねぇんだよ!一体手前ェはどこに気を使ってんだよ!」
「先生はそんな事言ってませんからね!」
 そう言うと、山崎は逃げるようにその場から離れたので、土方は思わず舌打ちをする。確かにカグヤの前ではあのライターを使ったことはない。けれど、もしかしたら彼女がそれを気に入らなかったと受け取るかも知れない。そんな可能性に漸く到達して、土方は少し迷った挙句に、携帯を取り出してメールを打った。

 メールの着信を知らせる音に、カグヤは三味線を奏でる手を止めて、携帯電話を開いた。
『外で落とさねぇようにライターは部屋で使ってる』
 そんな事は山崎からとっくに聞いていたカグヤは、何を今更と思いながら、返信する為に文字盤に指を滑らせるが、彼女が返信を打ち終える前に更にメールが届く。
『割と気に入ってる』
 それに思わずカグヤは吹き出した。あんなに嬉しそうな顔をしておいて何を言っているのだと。渡したこっちが驚くぐらい嬉しそうな顔をしてライターを懐に入れたのを自覚していなかったのだろうかと思うと、それが可笑しくてカグヤは口元を緩めた。前に、山崎は重いから持ち歩いていないのかも知れないと言っていたのは、あの土方の顔を見ていないからだろうと、その時カグヤは思って相槌を打ったのだ。
 まぁ、使わずに大事にしまわれるよりは、部屋だろうが外だろうが、使われたほうが良いと思ったカグヤは先程途中まで打ったメールを削除して、一つ、ピンクのハートの絵文字を送信した。


そして土方はまた返信に困る
20110501 ハスマキ

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